2020/07/31
こんにちわ!T3です。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
本日はレジ袋のお話しをしたいと思います。
レジ袋はプラスチックでできています。このプラスチックが、最近は各国のニュースを賑わせており、世界的な脱プラスチックの動きが活発になっています。このような動きの背景には、以下などの理由が挙げられます。
⓵製造工程でCO2など温室効果ガスの排出量が大きい石油製品から脱却
⓶使用後、不適切な処理により生態系な処理により生態系へ悪影響を及ぼす危険性(例:マイクロプラスチック)
⓷廃プラスチックを一手に受け入れていた中国の輸入禁止措置による処理困難物化
などの理由が挙げられます。
しかし、今すぐにプラスチック製品を一切買わず、製造もしない、とういうことは、とても現実的とは言えません。しかし、レジ袋については、エンドユーザーである私たちが消費者が「使うか使わないか」を自分の意志で選択し、レジ袋を使う人が減れば、石油由来であるプラスチックを原料とするレジ袋の製造量を抑えることができ、環境負荷を減らすことにつながっていきます。
SDGs(=持続可能な開発目標)との関連
レジ袋をなるべく使わないようにすることは、具体的にSDGsのどの目標に貢献しているのでしょうか?様々な解釈はあると思いますが、例えばこんな目標に貢献できるでしょう。
・目標 3:すべての人に健康と福祉を
・目標 7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
・目標13:気候変動に具体的な対策を
・目標14:海の豊かさを守ろう
・目標15:陸の豊かさを守ろう
なんと、5つの目標に対してアプローチできるのです。例えば、プラスチックが海に流れてしまった場合、海の生態系に影響を与えてしまいます。目標3「健康・福祉」の分野は一件関連がなさそうですが、汚染物質が付着したプラスチックを摂取した魚介類を最終的に食べるのは私たち人間ですし、世界で作られる塩の90%以上に、マイクロプラスチックが含まれていたというデータもあります。これらを摂取し続けると、人体への悪影響があるとの見方もあります。レジ袋を使わないようにする、というたった一つの簡単な行動でも、様々な社会問題解決にアプローチができるのです。
今日からできるSDGs
もらったレジ袋を数分後には、ゴミとして捨ててしまうのは、資源の無駄遣いになってしまいます。しかし、ちょっとの工夫で有効活用できるかもしれません。また、レジ袋をもらうのが必ずしも悪いことではなく、家庭などでゴミ袋(ゴミ袋の購入には、何れにせよコストがかかる)として再利用し、適切に廃棄することは「資源の有効活用」といえるかもしれません。私たち一人ひとりの行動は、きっと、世界中で起こっている問題に密接に関わっています。レジ袋に限らず、自分に必要であるか、そうでないかを考えて自分が選択するということが、まず私達にできることではないでしょうか。
さなえ薬局では、マイバックの持参をお勧めしております。レジ袋をご希望の方には、バイオマスのレジ袋を有料にてご提供させていただきます。子供たちの未来のために、地球の豊かさを守っていきましょう。
(ファーマアイ便り7月号②より)
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