熱中症対策をしましょう!

みなさんいかがお過ごしでしょうか。薬剤師のT3です!

今年も暑さの季節がやってきました。

今回は熱中症対策としてお話したいと思います。

 

<高齢者が脱水になりやすい理由>

・身体の水分量が減る。

・喉の渇きの感覚機能「口喝中枢」の減退。

・食欲不振、嚥下障害、認知症などにより水分を十分に摂取できない。

・糖尿病による尿量増加、降圧剤の利尿作用。

・夜間のトイレを避けるために意図的に水分を十分に摂取しない。

 

<脱水症を防ぐポイント>

・口が乾かなくても意識して、こまめに水分と電解室を補給。

・発汗量にあわせてスポーツ飲料や経口補水液を使い分ける。

・就寝前、目覚めにコップ一杯の水や経口補水液を飲む。

・周囲のサポートも大切!

 体内の水分量が少なく、もともと脱水になりやすい人高齢者には、こまめな水分と電解質補給が重要です。家の中でくつろいでいる状態であれば、1時間に100ml程度のお水やお茶を飲んで、口を潤すことがおすすめです。また、発汗時やのどが渇いたと感じた時は、体液に近い成分で体に吸収しやすい経口補水液をこまめに1~2口飲むことがおすすめです。ウオーキングや山登りなど発汗する運動をするときは。経口補水液を持ち歩きましょう。

 高齢者の激しい運動は急な発汗を招くため、重度の脱水状態になりやすいので避けましょう。また、就寝前と、目覚めにコップ1杯の経口補水液を摂ることをおすすめします。寝る前にトイレに行きたくなるからと水分を控える方もいらっしゃいますが、就寝中はコップ1杯程度の汗をかきます。睡眠中は水分と電解質補給ができないため、血液がドロドロして脳血栓の危険が高まります。脳血栓は就寝時脱水の進んだ朝に起きやすいとの学会報告もあります。  また、マンションなどの気密性の高い住宅では、夏は高温多湿、冬場は暖房器具による乾燥した環境になりやすく、脱水のリスクが高まった状態になるので注意が必要です。

 

<1日の水分補給量は1.3ℓ(目安)>

 生命を維持していくために必要な水分量は、1日2.5ℓ(※成人男性が通常の生活をしている場合。スポーツや暑さなどの発汗の条件により必要な水分の量が異なる)といわれています。0.9ℓを食品自体の水分と調理水、0.3ℓは体内の酸化燃焼から得ており、残り1.3ℓをあらゆる飲み物から接種するといわれています。いつでも、どこでも、手軽に飲める清涼飲料は、そんな水分補給に大人から子供まで便利な商品です!

 

<水分補給の度合い>

正常域:水・お茶・スポーツドリンク⇒さなえ薬局おすすめ商品:ボディメンテ

境界域:Na低め(80mg前後/100ml)の経口補水液は、脱水になりつつある時に最適です。日常的に飲むのに適したNa濃度⇒さなえ薬局おすすめ商品:アクアソリタ

脱水症:Na高め(110~120mg前後/100ml)の経口補水液は、脱水になりつつある時に適します。日常的に飲むときは注意が必要です。⇒さなえ薬局おすすめ商品:OS-1

*脱水症予防のためには、水分・塩分・糖質の量に配慮した、Na低めの経口補水製品をおすすめします!

(ファーマアイ便り6月号より)

★ファーマアイPLUS

・令和2年の熱中症予防行動・環境省厚生労働症(令和2年5月)

・人との接触8割減らす10のポイント